【無料で使える】看護研究に役立つ文献検索サイトまとめ

こんにちは、「看護文献ナビ」運営者です✨️
今回は、卒論・実習・レポート・研究計画書など、看護の現場で必要になる「文献探し」に役立つ検索サイトをまとめました。

Googleで探すだけでは、信頼できる情報にたどりつけないことも…。

この記事では、看護研究や学術的な論文を探すときに使える 「無料 or 学校から使える」文献検索サイト4選 を、使い方のコツも交えて紹介していきます。

ゆきぺん
ゆきぺん

今までみたいに検索しても欲しい文献が見つけられない。
調べるのにいいよって教えてもらうものがたくさんあって、どれが良いのかわからないよ〜😭

ホワナ
ホワナ

今までなんとなく使ってたけど、どのフォーマットが何に適してるのか再確認したいです。


文献検索ってなに?

「文献検索」とは、研究テーマに関する論文・記事・報告書などを探す作業のことです。

大学では「情報収集」や「先行研究の整理」とも呼ばれます。

看護研究では、テーマの背景や意義を説明するために、信頼できる文献を引用することがとても大切です。


1. Google Scholar(グーグルスカラー)

Google Scholarはこちら

誰でも使える無料の論文検索サービス。Googleの兄弟版のようなもので、学術論文・大学紀要・学会発表などを探すことができます。

特徴

  • 日本語・英語どちらでも検索できる
  • 著者名や年で絞り込み可能
  • 一部のPDFは無料で全文読める

使い方のコツ

  • キーワードは2語以上で具体的に
     例:「高齢者 看取り」「認知症 コミュニケーション」
  • 右側に【[PDF]】と表示があるものは無料で全文読めます


2. J-STAGE(ジェイステージ)

J-STAGEはこちら

国立研究開発法人が運営する、日本の学会誌や研究会の論文が読めるサイト。日本語文献が多く、看護系の雑誌も対応しています。

特徴

  • 多くの論文が無料で公開されている
  • 「看護研究」「保健医療科学」など有名雑誌も掲載
  • 雑誌名・巻号での絞り込みも可能

使い方のコツ

  • カテゴリ「医療・看護系」で絞ると探しやすい
  • キーワード検索+年代指定で、最近の文献にしぼれる


3. CiNii Research(サイニィ・リサーチ)

CiNii Researchはこちら

CiNii(サイニィ)は、日本の学術論文を検索できる国立情報学研究所が運営する無料データベース
旧「CiNii Articles」は2021年に「CiNii Research」へ統合され、さらに使いやすくなっています。

特徴

  • 日本語で読める看護系論文が多数登録されている
  • 国公立大学・看護系大学・医療系短大の卒業論文や紀要もヒットする
  • J-STAGEと連携しているので、一部の論文は全文読める
  • 「収録先データベース」「出版者」「本文あり」などフィルタが豊富

使い方のコツ

  • 「本文あり」にチェックを入れると全文読める論文に絞れる
  • キーワードは2〜3語で組み合わせ検索(例:「認知症 看護師 転倒」)
  • 出版者フィルターを活用して、看護系大学や看護学会の論文に絞れる
  • 文献情報から「APA形式」などの引用形式を自動コピーできる(文献整理に便利!)
ホワナ
ホワナ

看護学生にとっては、“まずここから”って感じのサイトかもしれませんね。日本語で全文が読める安心感は大きいです。

ゆきぺん
ゆきぺん

なるほど~!
“ざっくりテーマ”から調べてもヒントになるって、ありがたいかも🐧


4. 医中誌Web(いちゅうし・ウエブ)

医中誌Webはこちら

※契約機関経由

日本最大級の医学・看護系論文データベース。看護研究での使用頻度No.1とも言われています。

特徴

  • 国内の看護系文献が豊富(雑誌・紀要・研究報告など)
  • 「看護診断」「看護過程」などのキーワードも対応
  • 学校や病院からアクセスする必要あり(契約制)

使い方のコツ

  • 所属校・施設に契約があるか確認(学内Wi-FiやVPNで利用)
  • 詳細検索を活用して、テーマに合う文献をピンポイントで探す


5. CINAHL(シナール)

CINAHL(CINAHL Complete)はこちら

※契約機関経由

海外の看護研究・質的研究を探すならこのサイト。英語の論文中心ですが、教育・臨床・ケア実践に関する研究も多く掲載されています。

特徴

  • 英語文献中心だが、質的研究が豊富
  • EBSCOhostを通じてアクセス
  • 学校や病院の契約が必要

使い方のコツ

  • 日本語キーワードではヒットしにくいため英語で検索
     例:「palliative care」「nursing communication」
  • Abstract(要約)を読むだけでもヒントになる


まとめ:目的にあわせて使い分けよう

サイト名利用料特徴
Google Scholar無料だれでも使える検索の入口。幅広い分野に対応し、引用数で並べ替えも可能
J-STAGE無料日本の学会論文が多くて安心。看護系の有名雑誌も無料で読める
CiNii Research無料日本語の看護論文が豊富。大学・看護学会の論文も検索可能で卒論に強い
医中誌Web契約制国内の看護文献が最も豊富。疾患名や看護技術で詳細に絞り込める
CINAHL契約制英語論文・エビデンスレベル高めの質的研究に強い。海外看護研究に便利
ゆきぺん
ゆきぺん

なるほど〜!文献検索にもいろんなサイトがあるんだね。
まずは無料のGoogle ScholarとJ-STAGEから始めてみようかな🕊️

よかったら、こちらもご覧ください🕊️

【保存版】看護研究テーマの決め方と、参考文献の探し方ガイド 【初心者向け】文献レビューとは?目的・手順・コツまでやさしく解説


🔖 参考にしたもの

  • 国立研究開発法人科学技術振興機構「J-STAGE」
  • 日本医学図書館協会「医中誌Web」紹介ページ
  • EBSCO社「CINAHL」データベース概要
  • Google Scholarヘルプセンター
  • 文献検索に関する看護学部講義資料・レジュメ(複数校)

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